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【EDEX'98】“EDEX'98 電子ディスプレイ展”がパシフィコ横浜で開幕


1998年4月22日


 (社)日本電子機械工業会が主催する“EDEX'98 電子ディスプレイ展”が開幕、24日までパシフィコ横浜で開催される。



 主催者側は、1万7000人の入場者を見込んでいる。今回は、ノートPCやPDAに不可欠な液晶ディスプレーの新製品などが展示されていることもあって、一般の入場者は少ないものの、業界関係者の注目を集めており、ブースの担当者に熱心に質問をする人も多く、また、他社製品を巻き尺を使って測りメモをとる人もいたほどだ。なお、“電子ディスプレイ・フォーラム'98”も同時に開催される。

 展示されているものは、液晶ディスプレーが中心で、(株)東芝、京セラ(株)、松下電器産業(株)がノートPCやモバイル用の液晶ディスプレーの展示、参考出品を行なっていた。一部、CRTやプラズマディスプレーも展示されていたが、注目を集めていたのは、やはり液晶ディスプレーだった。

東芝、8.4インチ反射型カラー低温ポリシリコン液晶ディスプレーを展示



 (株)東芝は、21日に発表した世界初の8.4インチ反射型カラー低温ポリシリコン液晶ディスプレーを展示。SVGA対応(800×600ドット、26万色表示可能)、画素ピッチは、水平・垂直ともに0.21mm。消費電力は0.6Wと小さく、ノートPCなどへの用途が考えられるという。発売時期などは未定。

京セラ、半透過型カラーSTN液晶ディスプレーを出品



 京セラ(株)は、反射型カラーSTN液晶ディスプレーの出荷を6月に開始。同時に、半透過型のカラーSTN液晶ディスプレーも出荷を開始する。半透過型は、反射型液晶にオンオフ可能なバックライトをつけたもので、電力消費量が小さくてすむが、暗いところでは使えないという反射型液晶のデメリットを解消する製品。VGA対応の7.2インチで、消費電力はバックライト使用時が2〜2.5W、未使用時が0.3〜0.5Wという。

松下電器、フロントライト付き7.8インチ反射型TFTカラー液晶を参考出品



 暗いところでは使えないという反射型液晶ディスプレーの欠点を補うための製品で、暗いところでも使えるように前方から光をあてる“フロントライト方式”を採用(フロントライトはオンオフが可能)。2種類のフィルターを使う半透過型に比べ、光の利用効率が高いという。ただ、フロントライトを組み込んでいるため、薄さに限界があるのが欠点。消費電力は、VGA対応の7.8インチでフロントライト未使用時が0.89W。

三菱電機、UXGA対応21.3型カラーTFT液晶ディスプレーを参考出品



 三菱電機(株)は、21.3インチの大画面のカラーTFT液晶ディスプレーを参考出品。UXGA対応(1600×1200ドット、1670万色表示可能)で、画素ピッチは、水平・垂直ともに0.27mm。消費電力は27W。発売時期などは未定。

NEC、“ウルトラ・ファイン・ピッチ”の11.3型TFTカラー液晶ディスプレーを展示



 日本電気(株)は、UXGA対応(1600×1200ドット)の11.3インチTFTカラー液晶ディスプレーを参考出品。画素ピッチが、水平・垂直ともに0.144mmの“ウルトラ・ファイン・ピッチ”で、反射型が4096色表示可能、透過型が26万2144色表示可能で、印刷物並みの高精細を実現している。いずれも研究開発段階で、商品化も未定という。

シャープ、新しいPDAを発表?



 シャープ(株)のブースでは、『ビジネスザウルス』に搭載されて話題となった、反射型TFT液晶の2〜8.4インチの製品を展示。展示モデルとして、ハンドヘルドPC型の製品も展示されていたが、「これは、あくまでも展示のためのモデル」とのこと。

島津製作所、ヘッドマウントディスプレー『Data Glass』を展示



 (株)島津製作所は、すでに発売している業務用のヘッドマウントディスプレー『Data Glass』を展示。ヘッドセットにつけた反射ミラーに1.3インチサイズの画像を表示させるもので、実際に装着すると1メートル先に14インチの画像が表示されたような感じとなる。効き目に応じて表示板は左右どちらにも装着できる。コントロールユニットには、ビデオ画像を表示するものと、文字情報を表示するものがある。同製品は、大きな倉庫や飛行場で作業を行なう際のマニュアルを文字情報として表示させるといった用途が考えられている。また、ゲームやアトラクションへの応用も現在模索している段階という。サンプル価格18万円で、単体での販売は行なわないとのこと。

(報道局 佐藤和彦)

http://www.semi.org/


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