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松下電器が4.7GBディスクを使うDVDレコーダーとPC用DVD-RAMドライブを発表


2000年5月16日

松下電器産業(株)は15日、DVD-RAMレコーダーとDVD-RAMドライブ&ディスクの発売に関する発表会を都内で行なった。発表されたのは、DVD-RAMディスクに映像を記録する据え置き型のDVDビデオレコーダー『DMR-E10』のほか、PCに接続して使うDVD-RAMドライブ『LF-D200JD』と『LF-D201JD』、そしてDVD-RAMディスク4種類。同社は東芝や日立製作所とともにDVD-RAM関連製品に積極的に取り組んできており、これまで片面2.6GBのDVD-RAMドライブ&ディスクを発売してきたが、DVD-ROMに比べて容量が少なかったことから容量を高めた第2世代のDVD-RAMの登場が待たれていた。そして今回、片面容量を4.7GBに増やしたDVD-RAMディスクを初めて製品化し、応用製品とあわせて発表したことになる。

DVDメディア事業部長の久野氏。同社は現行のDVD-Videoディスクの生産量を600万枚から1400万枚へ増強する発表も行なっている
DVDメディア事業部長の久野氏。同社は現行のDVD-Videoディスクの生産量を600万枚から1400万枚へ増強する発表も行なっている



DVDビデオレコーダー『DMR-E10』。同社のDVDプレーヤーにあわせたデザインになっている
DVDビデオレコーダー『DMR-E10』。同社のDVDプレーヤーにあわせたデザインになっている



DVDレコーダー『DMR-E10』は、4.7GBのディスクにDVDフォーラム標準の“ビデオレコーディングフォーマット”で映像と音声を記録するビデオレコーダー。圧縮方式はMPEG-2で、10Mbps、5Mbps、2.5Mbpsの3つの録画モードがあり、録画時にはそれぞれの転送レートをベースに映像の複雑さによって圧縮率を変える可変ビットレート圧縮(VBR:Variable Bit Rate)を採用している。録画時間は4.7GBの片面ディスクでそれぞれ約1時間、約2時間、約4時間となっている。音声は2チャンネルのDOLBY DIGITALフォーマットで記録される。編集機能も“プレイリスト機能”として装備。任意の2点間を切り出したりコピーしたり、取り出したシーンにタイトルを付けたり上書き・消去できないようロックすることも可能だ。もちろんDVD-Videoの再生が可能で、そのほかにもビデオCDも再生できる。プログレッシブ出力にも対応、DOLBY DIGITALの5.1チャンネルデコーダーも内蔵しているほか、再生時の音声をバーチャルサラウンド再生する機能も持つ。ただし、本機で録画したディスクはほかのDVDプレーヤでは再生できない。

S端子は入力1系統、出力2系統、コンポジットは入力3系統と出力2系統、コンポーネント出力が1系統、アナログ音声の入出力、デジタル音声出力、D2端子を装備する。IEEE1394には搭載していない
S端子は入力1系統、出力2系統、コンポジットは入力3系統と出力2系統、コンポーネント出力が1系統、アナログ音声の入出力、デジタル音声出力、D2端子を装備する。IEEE1394には搭載していない



リモコン。円形のジョグダイヤルと中央のボタンでほぼすべての操作が行なえるよう工夫されている
リモコン。円形のジョグダイヤルと中央のボタンでほぼすべての操作が行なえるよう工夫されている



タイトル編集やプレイリスト編集などの操作はすべてGUIで行なうが、そのときそのときの操作の方法が画面下に表示されるので、わかりやすい
タイトル編集やプレイリスト編集などの操作はすべてGUIで行なうが、そのときそのときの操作の方法が画面下に表示されるので、わかりやすい



『DMR-E10』はこうしたディスクレコーダーとしての特長に加え、同社がデジタルプログレッシブテレビで培ってきたゴーストリダクションチューナーやノイズリダクション機能などのチューナー部分の高画質化にも注意が払われている。入力端子はS端子、コンポーネント端子、コンポジット端子、アナログ/デジタル音声、D2端子などを装備。ただしデジタルソースの入力は不可能で、IEEE1394端子も装備していない。その理由は「据え置きのビデオレコーダーとしての機能を重視した結果」とのこと。

同時に発売されたDVDディスク『DY-HB47』はカートリッジ入りの片面ディスク(取り出して使うこともできる)。あらかじめビデオレコーディング規格用にフォーマットされているものだ。

『DMR-E10』の価格は25万円。DVDディスク『DY-HB47』は2700円となっている。出荷開始は6月30日。

PC用DVD-RAMドライブもラインアップ
PC用のDVD-RAMドライブ『LF-D2000JD』と『LF-D201JD』は前者が外付け型、後者が内蔵型であり、基本的な仕様は同じものだ。Windows 95/98/NT4.0に対応する(Windows 2000用ドライバは現在開発中)。もちろんいずれも4.7GBのDVD-RAMディスクに対応するドライブであり、従来の2.6GBディスクの記録・再生も対応している。最大の特徴はシーク時間を大幅にスピードアップさせたこととキャッシュアルゴリズムの採用によって、同社の2.6GB対応ドライブの約2倍近い転送レートを実現したことだ。製品には各OS対応のUDFドライバのほか、MPEG-1エンコードソフト、バックアップソフトなどのユーティリティーが同梱されている。インターフェースはSCSI-2。PC上でDVDレコーダーで記録されたディスクを再生したり、MPEG-2での記録ができるMPEG-2エンコード/デコードカードとソフトウェアが今年の秋ごろに発売される模様だ。

内蔵用DVD-RAMドライブ『LF-D201JD』
内蔵用DVD-RAMドライブ『LF-D201JD』



外付け用のDVD-RAMドライブ『LF-D200JD』
外付け用のDVD-RAMドライブ『LF-D200JD』



同時に発売されたDVD-RAMディスクは、カートリッジ入りの両面9.4GBディスクの『LM-HA94J』、カートリッジ入りの片面4.7GBディスクの『LM-HB47J』、そしてカートリッジレスの4.7GBディスク『LM-HC47J』の3種類。いずれもPCで使えるほか、『DMR-E10』でビデオレコーディング用のフォーマットを行なえば、映像記録用としても使うことができる。

発売されるDVD-RAMディスクは4種類。ビデオレコーダー用はあらかじめフォーマット済みのもの。フォーマットすればどのディスクもレコーダーで使うことができる。9.4GB版はカートリッジから取り出せないが、4.7GB版は取り出して使うことも可能
発売されるDVD-RAMディスクは4種類。ビデオレコーダー用はあらかじめフォーマット済みのもの。フォーマットすればどのディスクもレコーダーで使うことができる。9.4GB版はカートリッジから取り出せないが、4.7GB版は取り出して使うことも可能



『LF-D200JD』の価格は7万4800円で出荷開始は7月10日、『LF-D201JD』は6万8500円で7月25日に出荷が始まる予定。ディスクの価格は、『LM-HA94J』が3800円、『LM-HC47J』が2300円、『LM-HB47J』が2700円となっている。


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