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CESA、ゲーム開発者向け技術カンファレンス“CEDEC 2000”を開催


2000年9月20日

(社)コンピュータエンターテインメントソフトウェア協会は20日、ゲーム開発者向けの技術情報カンファレンス“CESA デベロッパーズカンファレンス 2000”(CEDEC 2000)を都内で開催した。CEDEC 2000では、ゲーム開発やネットワークに関する最新技術動向について紹介するセミナーが行なわれた。

CEDEC 2000セミナー会場の様子
セガ、ドリームキャストを利用したネットワーク展開を語る

22日より幕張メッセで開催される“東京ゲームショウ2000秋”には出展しない(株)セガ・エンタープライゼスだが、CEDECのセミナーには登場。同社のネットワークエンターテインメントに関する概要と今後の展開を、同社システム研究開発部チームマネージャーの佐藤悟氏が説明した。

同社は、ドリームキャストをネットワーク端末としたサービスとして、対戦型ネットワークゲームやゲーム配信サービス、デジタルカメラ『Dreameye』を利用したテレビ電話/ビデオメール、ウェブブラウジング、インスタントメッセンジャー、チャットなどを展開しているが、今後はインターネット電話サービス(VoIP)やカラオケ配信サービスを計画中だという。インターネット電話サービスは、合弁会社DreamCall社がサービスを提供する予定で、PCユーザーとの通話も可能という。

ドリームキャスト本体も、Ethernet拡張アダプターは現在10BASE-T対応のみだが、今後は100BASE-TXにも対応するとしている。また、大容量ビジュアルメモリーやPHSモデムユニット(32kbps対応)、USBアダプターも開発中だという。

同社は、今後のドリームキャストのネットワーク展開について、より広範なゲームのネットワークに対応し、通信メディアを拡充していくとしている。また、ホームターミナルとしての機能強化も図り、オンラインショッピングをするための“ECターミナル”としての役割や、“ストリーミングプレイヤー”としての役割を持たせるため、技術開発を行なっているという。

佐藤氏は、「ゲームプレイヤーがiモードにお金を使ってしまいゲームを買う余裕がないという状況が続いているが、ネットワーク通信によりゲームそのものの領域が拡大し、ゲームも復権しつつある」

「現在ゲームはコミュニケーションツールの一部となっている。例えば当社の『あつまれ! ぐるぐる温泉』は、発売後1年経った今でも人気が衰えていない。これはユーザーが、ゲームより、ゲームをやりながら、人と知り合ったりチャットをしたりすることが目的だからだ」

「将来、通信をベースにした新しいエンターテインメントの創出が必ずある。誰がブレークスルーを起こすかが次の時代を決める大きな鍵であり、時代の覇者になるだろう」と語った。

ドコモがJava対応iモードについて説明

また、(株)NTTドコモのゲートウェイビジネス部コンテンツ開拓担当部長である夏野剛氏が、“iモードの発展戦略”として、年末にスタートするJava対応iモードサービス、および2001年にスタートするWCDMA対応iモードサービスに関するセミナーを行なった。


NTTドコモのゲートウェイビジネス部コンテンツ開拓担当部長である夏野剛氏

Java対応iモードは、ソフトのダウンロードが可能。従来は、iモード端末のブラウザーを利用してサーバーにアクセスするだけだったが、Javaを搭載することで、ソフト(Javaアプレット)のダウンロードや、携帯電話内のソフトからサーバーへの自動アクセスなどが可能になる。例えば、ゲームをダウンロードしてiモード端末上でプレイ可能。JavaとMIDIデータを利用することで効果音も出せる。現在、試作機で『GUNPEI』が問題なく動作するという。

また、エージェント機能により、ソフトが自動的にサーバーにアクセスし、最新情報をダウンロードできる。天気図など定期的に情報が更新されるデータを、iモード端末側で自動的に入手し更新可能だ。

Java対応iモードのスペックは、今月末から来月初めごろに同社ホームページで公開されるが、502iの場合、1つのアプレットサイズは10KB、スクラッチパッドが5KB。アプレットは常駐型。ただし携帯電話のメモリー領域にはアクセスできない、通信するサーバーのURLにしかアクセスできないといった制限がある。1端末につき最低3つのアプレットを保存できるという。

また、SCEIがiモード端末とプレイステーションを連携させる専用ケーブルを12月に発売する。ケーブルにはiモード対応プレイステーションブラウザーとiモードのJava連携ゲームが付属し、外出先と屋内で同じゲーム/サービスを連続して利用できる。

プレイステーションとiモード端末を接続すると、家庭のテレビでiモードのコンテンツを利用可能。また、iモード端末上でゲームのキャラクターを育てて、そのキャラクターのデータをサーバーにアップした後、家でそのデータをネットワーク経由でダウンロードし、iモード上で育てたキャラクターを使って対戦するといった遊びかたも可能。プレイステーションとiモード端末の連携サービス第1弾は、SCEIの『どこでもいっしょ』がiモードで楽しめる『iモードもいっしょ』になるという。

WCDMA対応iモードでは、映像/音楽のダウンロードが行なえる。既存の携帯電話と同様の形態の端末と、テレビ電話が可能なカメラ付きビジュアルフォン端末の2種類が用意されるという。動画はMPEG-4で、最大30秒まで再生可能。

また、IrDAもしくはBluetooth経由で、コンビニエンスストアなどのPOSレジ端末と連動し、キャッシュレスで買い物できるようにしたり、Jini対応のプリンターとの連動によるiモード画面のプリントアウト、ビデオと連動したテレビ番組録画予約など、外部機器との連携も計画しているという。なお、映像や音楽を扱うようになるため、WCDMAのパケット料金は従来より安くなるとしている。

夏野氏は、Javaアプレットを採用した理由として、「iモードの最終的な目標は、iモードだけですべてが済むようにするということ。そうなると、ユーザーによってやりたいことが異なるため、HTMLだけでは足りない。ソフトをダウンロードしなければならない」

「ソフトをダウンロードするための技術としてJavaを選んだ理由は、世界各国にJavaの開発者がたくさんいるからだ。iモードではHTMLやGIF、MIDIなどデファクトスタンダードの技術を採用しており、Javaもその方針で選択した」と説明した。

なお、このNTTドコモ夏野氏のセミナーは、“東京ゲームショウ2000秋”会場内で22日に録画放映される。

(編集部)


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