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アドビがプライベートコンファレンスでPalm版Acrobat Readerを初公開!! 『Adobe GoLive 5.0日本語版』も発表


2000年8月22日
100以上の機能を追加した『Adobe GoLive 5.0日本語版』を発表

アドビシステムズ(株)は、本日、都内のホテルにおいて、同社が提唱するWebパブリッシングソリューションに関するコンファレンスおよびセミナー“Adobe Ride on Web! Conference & Seminar”を開催した。

展示ではGoLive 5.0に注目が集まった

午前中のキーノートには、米国Adobe Systems社のブルース・チゼン社長が登壇し、アドビのWeb戦略と製品について発表した。

まず、アドビスステムズ(株)の堀昭一社長が登壇し挨拶した

ブルース・チゼン氏は、冒頭、「アドビは、ネットワークパブリッシングにおいて完全なソリューションを提供できる」とし、本コンファレンスが同社の重要なソリューションである「Webパブリッシングを“再定義”するものだ」とした。


米国Adobe Systems社のブルース・チゼン社長がキーノートの一切を仕切った

チゼン氏によれば、「我々はWeb製品に関して努力を怠ってきたわけではない。ウェブ向け製品で5億ドルの売り上げを得ており、ウェブ制作のプロ向け製品の最大手、ナンバー・ワンといえる」。なかでもWeb向けの機能が加えられたAdobePhotoshop 5.5は、「殆どのウェブページの画像制作に使用されている」。また、同社の調べによれば、93%はPhotoshopによって手が加えられているという。

今回のコンファレンスで、チゼン氏は同社のプロフェッショナルWebオーサリングツールであるAdobe GoLiveの最新バージョン『Adobe GoLive 5.0 日本語版』を発表した。

Adobe GoLive 5.0日本語版は、100以上の機能追加と機能強化が施されている。GoLive 5.0については、同社のマーク・イーマン氏がデモを行なった。

イーマン氏は、QuickTimeムービーなどマルチメディア編集向けの“タイムラインエディタ”、あらゆるWebデザインソースコードのコントロールを完全に行なえる“360Code”などの機能をとりあげた。また、Adobe Illustratorなどのネイティブファイルをドラッグ&ドロップでリンクしてオブジェクトを設定し、GoLive上でサイズ変更すれば、解像度の最適化する“スマートオブジェクト”機能も紹介した。 


Adobe GoLive 5.0日本語版のブースにて

講演の後半は、同社のWeb戦略における中核技術であるSVG(Scarable Vector Graphics)関連のデモが行なわれた。

マーク・イーマン氏は、SVGをデータベースとリンクさせ、Web上での空席検索とチケット発券をビジュアルベースで簡単に行なえるデモを披露した。座席エリアを表示したグラフィックをクリックすると、より詳細な座席表示が現われ、空席が一目で分かるようになっているものだ。


SVGの技術でビジュアルベースでデータベースをコントロールしている
Palm版のAcrobat Readerを初公開!! リリース時期はまだ未定

PDAに関してもSVG戦略が進んでいることが披露された。

午後のセッションにも登場したKDD(株)の成相正広氏は、同社が開発を進めているPalm OS搭載機用のSVGベースの地図システム『JaMaPS』を紹介した。モデムでネットワークに接続し、任意の地区の地図をダウンロードして利用するものだが、ベクトルデータなので、容易に拡大表示でき、スクロールも軽い。また、自らポイントも設定でき、ポイントには名称などを入れるメモを添付できるようになっている。

PalmにもSVGの技術が。KDDが開発中の『JaMaPS』

関係者の証言によれば、すでに携帯電話向けの開発も進んでいるとのことだ。

チゼン氏は、さらにPDA戦略を進んでいることを強調するために、ソニー製のPalmOS搭載機を取り出した。

イーマン氏がPalmをプロジェクターにセットするとすぐに表示したのは、見慣れた“Acrobat Reader”の起動画面だった。この初公開となった開発中のPalm OS搭載機向けの『Acrobat Reader Mobile Editon』は、当然のことながらPDFファイルを表示し、画面のスクロールなども容易に行なえる。なお、リリース時期については、ワールドワイドでも未定とのことだ。


初公開となった、ソニー製のPalm OS搭載機で動作している『Acrobat Reader Mobile Editon』
 

表示サイズなどの問題など、細かな課題はあるはずだが、既存のPCのソリューションをどんどん取り込んでいくPalmの底力を感じるデモだった。

(千葉英寿)


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