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デル、AMD Opteron搭載ラックマウントサーバー『PowerEdge 6950』『PowerEdge SC1435』などを発表


2006年10月31日
『PowerEdge 6950』
『PowerEdge 6950』

デル(株)は31日、同社のサーバー製品としては初めて、米Advanced Micro Devices社(AMD)製デュアルコアCPU“AMD Opteron”を採用したラックマウント型サーバー『PowerEdge 6950』『PowerEdge SC1435』の2製品を発表した。受注開始は11月8日から。

PowerEdge 6950およびSC1435は、9月に発表された個人/SOHO向けパソコン“Dimension C521、E521”シリーズに続いて登場したAMD製CPU搭載製品で、サーバー製品としては初のAMD搭載製品となる。同社では近年AMD製CPUに対する顧客側ニーズの高まっていた点に加えて、高信頼性とコストパフォーマンスの追求についてのひとつの回答として、AMD製CPUを選択したとしている。特に4プロセッサー搭載環境でのパフォーマンスは、競合である米インテル社製CPUよりも優れるという。しかしサーバー製品のすべてをAMD製CPUとするわけではなく、インテルのXeonシリーズの製品も継続される。採用されたOpteronはデュアルCPUコアを内蔵し、DDR2メモリーやハードウェア仮想化技術“AMD Virtualization”(AMD-V)に対応した“第2世代のOpteron”(またはRevision.F)である。また2007年発売予定のクアッドコア化されたOpteronにも対応の予定。

デルのサーバー製品ラインナップ。Newと書かれているのがOpteron搭載サーバー
デルのサーバー製品ラインナップ。Newと書かれているのがOpteron搭載サーバー

4UラックマウントサイズのPowerEdge 6950は、最大で4基のデュアルコアOpteron 8000番台を搭載可能な4プロセッサーサーバーである。同社のラックマウントサーバーとしてはハイエンドの製品に位置づけられ、ターゲット市場としては、データベースサーバーや高速計算用サーバーなど、高い処理性能を求める部門単位のサーバーシステムなどが主たるターゲットとなる。

デュアルコアXeon 7100番台を搭載する『PowerEdge 6850』との消費電力当たり性能を比較したグラフ。6950は特に浮動小数点演算の性能が高い
デュアルコアXeon 7100番台を搭載する『PowerEdge 6850』との消費電力当たり性能を比較したグラフ。6950は特に浮動小数点演算の性能が高い
6850と6950のベンチマーク別の優劣比較。すべてで速いわけではないが、その差はわずかなうえ、6950が優位な項目は性能差が大きい
6850と6950のベンチマーク別の優劣比較。すべてで速いわけではないが、その差はわずかなうえ、6950が優位な項目は性能差が大きい

各プロセッサーソケットごとに4つのメモリースロットを備え、最大で64GBのDDR2メモリーを搭載可能。電源ユニットは100Vから240Vの交流電源に対応し、特に電源まわりを強化していない環境でも導入しやすい。Opteronが備えるAMD-Vによるハードウェアの仮想化にも対応している。HDDはホットプラグに対応する3.5インチSAS HDDまたはSATA HDDを、最大5台内蔵可能。HDDベイは本体前面から抜き差し可能である。また拡張スロットとして、PCI Expressスロットを8スロット内蔵する。

6950の内部。写真右下が本体前面側。ホットプラグ可能なドライブトレイが見える。CPU上の巨大なヒートシンクはファンレス
6950の内部。写真右下が本体前面側。ホットプラグ可能なドライブトレイが見える。CPU上の巨大なヒートシンクはファンレス

同社の運用管理ソフトウェア“Dell OpenManage 5.1”に対応するほか、リモート管理ソリューションとして、同社の“Dell Remote Access Controller 5”リモート管理カードか、業界標準のリモート管理ソフト規格“IPMI 2.0”準拠のベース管理コントローラー(BMC)にも対応している。

最小構成価格は、デュアルコアOpteron 8212-2GHz×2、2GBメモリー、36GB SAS HDD×2などで109万4100円。主なスペックや選択可能なコンポーネントは以下のとおり。

PowerEdge 6950
CPU:デュアルコアOpteron 8000番台 最大4プロセッサー/メモリー:DDR2-667 1〜64GB/チップセット:Broadcom HT-2100、HT-1000チップセット/HDD:ホットプラグSASまたはSATA HDD(最大5台)、RAIDオプション対応/ネットワーク:GbE×2/サイズ:4U ツールレスシャーシ/OS:Windows Server 2003 R2(Standard Edition/Standard X64 Edition/Enterprise Edition/Enterprise X64 Edition)とRed Hat Enterprise Linux 4 AS/AS EM64T版
『PowerEdge SC1435』
『PowerEdge SC1435』

PowerEdge SC1435は、1Uサイズの薄型ラックマウントサーバーで、Opteron 2200番台を最大2プロセッサー搭載可能である。同社ではウェブサービスやHPC用途に最適化された製品としており、消費電力当たりのパフォーマンスに優れ、1サーバーあたりの設置面積を増やさずに、サーバーシステムのパフォーマンスを強化できる点を利点としている。メモリースロットは各プロセッサーごとに4スロットで、最大32GBまで搭載できる。

SC1435の内部。写真左下が前面。1Uサイズで筐体は非常に薄い
SC1435の内部。写真左下が前面。1Uサイズで筐体は非常に薄い
SC1435とシングルコアの64bit Xeon搭載の『PowerEdge SC1425』との、浮動小数点演算および消費電力当たりパフォーマンスの比較グラフ。いずれも倍以上の向上を示す
SC1435とシングルコアの64bit Xeon搭載の『PowerEdge SC1425』との、浮動小数点演算および消費電力当たりパフォーマンスの比較グラフ。いずれも倍以上の向上を示す

HDDは3.5インチサイズのSAS HDDまたはSATA HDDを2台内蔵できる。6950とは異なりホットプラグには対応しない。拡張スロットはPCI Express x8を1スロット備える。AMD-Vによるハードウェア仮想化や、IPMI 2.0準拠BMCによる管理に対応する。

最小構成価格は、デュアルコアOpteron 2210-1.8GHz、1GBメモリー、80GB SATA II HDDなどで14万7525円。主なスペックや選択可能なコンポーネントは以下のとおり。

PowerEdge SC1435
CPU:デュアルコアOpteron 2200番台 最大2プロセッサー/メモリー:DDR2-667 1〜32GB/チップセット:Broadcom HT-2100、HT-1000チップセット/HDD:3.5インチSASまたはSATA HDD(最大2台)、RAIDオプション対応/ネットワーク:GbE×2/サイズ:1U ツールレスシャーシ/OS:Windows Server 2003 R2(Web Edition/Standard Edition/Standard X64 Edition/Enterprise X64 Edition)とRed Hat Enterprise Linux 4 ES/ES EM64T版

(編集部 小西利明)


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