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ジャストシステム、音声ワープロソフトの最新版『Voice一太郎10 e-Talk』を発表


1999年9月28日

(株)ジャストシステムは、音声ワープロソフト『Voice一太郎10 e-Talk(イートーク)』を年内に発売すると発表した。



同製品は、音声を利用したナチュラルインターフェース“e-Talk”を搭載する。e-Talkは、音声認識技術の『ViaVoice Pro ミレニアム』、オリジナルキャラクター“なびっと”、音声対応の知的操作支援環境“Voice−JIIF”で構成されるもの。なびっとに自然な話し言葉による音声で命令すると、Voice−JIIFがその内容を解釈し、適切なコマンドを選択して実行する仕組みとなっている。なびっとは、音声コマンドを受ける状態時には聞き耳を立てるしぐさをするなど、音声認識ステータスを60種類の動作で表現するほか、キャラクターに話し掛けることでユーザーに親しみを持ってもらうという役割も果たしている。

e-Talkは、あいまいな表現や、体言止めなどの音声特有の表現にも対応し、適切な処理を行なうという。例えば、「手紙を書く」と命令すると、なびっとが「文例テンプレートを開きます、よろしいですか」と問い返してくるほか、「表彰状」と言うと、表彰状のサンプルを画面に表示するなど、動詞を言わなくても認識してくれる。「前に編集したファイル」と命令すれば、なびっとが「開きたいファイルを選択して下さい」と以前に編集したファイルの一覧を表示する。

「体裁を整える」と命令すると、一太郎10の新機能である“オートスタイル”を実行し、デザイン性のある文書にスタイルを変更するなど、コマンド名を知らないユーザーでも利用可能。「文字をかなり大きく」、「文字を少し大きく」といったあいまいな表現にも対応し、フォントサイズを変換する。また、「バックの色を塗る」と言うと、なびっとが「“背景を色にする”ですか」と問い返し、「はい」と答えると、さらに「何色にしますか」と再度聞いてくる。なびっとが問い返してくるコマンドと異なる命令を選択したい場合は、“ほかをみる”ボタンを押すと、ユーザーが実行したいと思われるコマンドの一覧が表示されるようになっている。

テキストと音声が融合されたドキュメント
音声入力を行なうと、認識し文字化された文章の最後に、入力時の音声データを貼り付けられる“入力音声貼り付け”機能を搭載。音声データを再生することで誤認識を訂正できるほか、声の入った寄せ書きの作成なども可能という。また、ファイルに音声メッセージを添付できる“音声メモ”も用意されている。添付した音声メッセージは、ファイルを開くと同時に再生できるようになっている。

ICレコーダーなどで録音した複数の音声データを一括してテキストに変換できる“書き起こし”機能を搭載する。利用するマシンのスペックによるが、音声データの録音時間の約半分の時間でテキスト化できるという。
発表会場のデモでは、6つの音声データ(合計約90秒分)をまとめて書き起こす処理時間は約50秒ほどであった。音声認識時には読み上げが行なわれるのだが、内部の認識処理速度が読み上げ速度よりも速いため、読み上げるより先に書き起こし処理が終了し、読み上げが途中で終わってしまうという。

同製品には、音声対応電子メールソフト『Shuriken 2.2V』、音声対応スケジュールソフト『Sasuke 2.1V』が同梱されている。Suriken 2.2Vは、メールの本文を要約して読み上げる機能を搭載。また、Sasuke 2.1Vは、スケジュール読み上げ機能や、「明日」「来週」「10月5日」と言うとそのスケジュール部分にジャンプして表示する機能、「来週の会議の予定」など自然文で音声入力するすると適切なスケジュールを検索して表示する簡単検索機能、「明後日の5時半から2時間会議」と話し掛けるとスケジュール登録される簡単メモ機能などを搭載する。

Voice一太郎10 e-Talkの価格は2万8000円。対応OSはWindows 95/98/NT4.0。Voice一太郎9からのバージョンアップ版は1万4800円。また、『一太郎10』ユーザー/『ATOK13』ユーザーを対象とした『音声ワープロe-Talk for 一太郎10』を2万円で提供する。

発表会場には、同社代表取締役社長の浮川和宣氏と、専務取締役の浮川初子氏が出席。「音声認識もここまできたのかというのが実感。多くの人たちに普通の生活の中でコンピューターを使ってもらうためには、こういった技術が必要。10年経てば音声認識が当たり前になり、キーボードはオプションとなるだろう。コンピューターを使うシーンが、これによって大きく変わっていくと期待している」(浮川和宣氏)。また浮川初子氏は発売日について「11月末発売だと聞いております」とコメント
発表会場には、同社代表取締役社長の浮川和宣氏と、専務取締役の浮川初子氏が出席。「音声認識もここまできたのかというのが実感。多くの人たちに普通の生活の中でコンピューターを使ってもらうためには、こういった技術が必要。10年経てば音声認識が当たり前になり、キーボードはオプションとなるだろう。コンピューターを使うシーンが、これによって大きく変わっていくと期待している」(浮川和宣氏)。また浮川初子氏は発売日について「11月末発売だと聞いております」とコメント

(編集部 桑本美鈴)


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