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コーレル、フォトレタッチソフトの最新版『Corel Paint Shop Pro X』などを10月14日に発売――起動速度を2倍に!!


2005年8月31日

6月に米Jacs Software社からフォトレタッチソフト“Paint Shop(ペイントショップ)”シリーズの国内取り扱い業務を移管したコーレル(株)は31日、東京・青山の青山TEPIAにプレス関係者を集め、Paint Shopの最新版『Corel Paint Shop Pro X(コーレル ペイントショッププロ テン)』と、画像管理・簡易編集ソフト『Corel Photo Album 6(コーレル フォトアルバム シックス) デラックス・エディション』を10月14日に発売すると発表した。価格はPSP Xが1万2980円、PA 6は6280円。

エグゼクティブ バイスプレジデントのアマンダ・ベッドバラ氏
コーレル社エグゼクティブ バイスプレジデントのアマンダ・ベッドバラ氏

発表会には、カナダのコーレル(Corel)社からエグゼクティブ バイスプレジデント インターナショナル オペレーション統括責任者のアマンダ・ベッドバラ(Amanda Bedbrough)氏、ディレクター プロダクト マネジメント部デジタルイメージングのマイケル・グリーンハル(Michael Greenhalgh)氏らが参加したほか、日本法人の代表取締役社長の下村慶一氏らが出席し、デモンストレーションを交えて新製品の特徴は、コーレル社の日本での取り組みについて説明した。

ディレクター プロダクト マネジメント部のマイケル・グリーンハル氏
ディレクター プロダクト マネジメント部のマイケル・グリーンハル氏
日本法人の代表取締役社長の下村慶一氏
日本法人の代表取締役社長の下村慶一氏

PSP Xは、2004年9月に発売された『Paint Shop Pro 9』(当時は(株)ピーアンドエーから発売)をバージョンアップしたもので、“パワフルな画像処理”と“スピーディー(処理速度の向上に加えて作業効率のアップを示すという)”の2つをキーワードに改良を重ねたという。

PSP Xの特徴1
PSP Xの特徴である、ユーザーインターフェースの改良
PSP Xの特徴2
同じく、1クリックで実行可能な補整機能

具体的には、ユーザーインターフェースを改良し、ツールパレットを必要時(特定機能を選択した場合)以外は非表示にすることで作業スペースを拡大したことが最初に目に付く改良点だ。例えばレイヤー構造を示すフローティングウィンドウは、新規レイヤーを作成/コピー&ペーストを行なうまで画面上には登場しない。

また、左サイドに“ラーニングセンター”(操作目的から選ぶナビゲーション機能)を設けることで、初心者にも分かりやすいユーザーインターフェースを実現したという。従来から“ラーニングセンター”はオンラインヘルプの中に含まれていたが、今回は左サイドの目立つ場所に置くことで、初心者が操作に迷わないように配慮したもの。ユーザーは目的の操作を一覧の中から選ぶと、自動的にそのツールが起動してそのままレタッチ操作に入れる。

明るさや色味の修正、赤目補整、しみやシワの消去などよく使う機能を1クリックで実行できる“スマート修整”機能を新たに搭載。変更した結果が希望どおりでない場合は、“微調整ツール”によりパラメーターを変更して補整できるという。

青みがかった海がめの写真を1クリック補整したところ
青みがかった海がめの写真を1クリック補整したところ
スマート補整機能で微調整を行なう
さらに、スマート補整機能で微調整を行なう

このほか、PSP 9で対応したデジタルカメラのRAW形式(撮像素子が受光した信号を補整せずにデジタル化した情報)の現像機能は40機種以上に対応。デジタルカメラ向け機能として、暗部などに出やすいノイズ(赤や緑などの存在しないドット)を周辺部の色情報から計算して自然な補整を行なう“カメラノイズ除去機能”、単純なグレースケール化ではなく、カラーフィルターを通してモノクロフィルムで撮影したような効果が得られるという、画素レベルでの補整機能付き“モノクロ変換”などが追加された。

モノクロ変換機能の例
モノクロ変換機能の例

スピーディーの面では、PSP 9の約半分の時間で起動するようになった(測定条件などは非公開)ほか、元に戻る/やり直し(アンドゥ/リドゥ)をほぼ無制限(メモリー容量に依存)に実行可能。スクリプト機能により、複数画像に同じ操作を繰り返し行なう“一括処理”も可能になった。

対応OSはWindows 2000(SP4以降)/XP。動作環境は、動作周波数500MHz以上のPentiumクラスのプロセッサー(1GHz以上を推奨)、メモリー256MB以上(512MB以上を推奨)、HDD 500MB以上、など。

価格体系は、通常版のほか既存のPSPユーザー向けのアップグレード版(5980円)、他社製レタッチソフトからの乗り換え版(9980円)、学校関係者向けのアカデミック版(7980円)、ダウンロード専用のESD版(9980円)が用意されている。

PA 6の特徴
PA 6の特徴である“Photo Downloader”機能

PA 6は、簡易レタッチ機能を備えた画像管理ソフト。メール送信/印刷/ウェブサイトへのアップロードなどの作業で、選択した画像に対して一括変換(リサイズ)やメールへの貼付が行なえる“画像トレイ”機能を持つのが特徴。

こちらも各機能を高速化したほか、PSP Xと連携し、PA 6で選択したファイルを読み込んだ状態でPSP Xを起動できる。さらに、メモリーカードの装着によって自動的にHDDへ取り込み、サムネール表示する“Photo Downloader”機能や、サムネール表示された画像の☆マークをクリックすることで、画像にタイトルやキーワードをつける手間なく“お気に入り”グループにまとめられる手軽な管理機能が追加された。また、別アプリケーションながら、メモリーカードの内容を誤って消去/フォーマットした場合に画像を復元する、米LC Technology社のリカバリーソフト『PhotoRecovorey』(日本語版)がパッケージに貼付されている。

Photo Downloader機能を実行したところ
Photo Downloader機能を実行したところ
特徴的な画像トレイ機能の画面
特徴的な画像トレイ機能の画面

対応OSはWindows 2000/XP(最新サービスパック適用済み)。動作環境は、Pentium II-400MHz以上、メモリー128MB以上(256MB以上を推奨)、HDD 150MB以上(インストール時には400MB以上の一時ディスク容量が必要)、など。

価格体系は、通常版のほか他社製画像管理ソフトからの乗り換え版(4280円)、ダウンロード専用のESD版(4280円)が用意されている。

PSP Xと他社のフォトレタッチソフトの位置づけ
PSP Xと他社のフォトレタッチソフトの位置づけ
コーレル社内製品の位置づけとラインナップ
コーレル社内製品の位置づけとラインナップ

(編集部 佐久間康仁)


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