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【詳報】小雪さんも等身大で表示された103インチ“VIERA”発表会レポート


2006年7月19日
女優の小雪さん
発表会の第2部では女優の小雪さんも登場した

東京国際フォーラムに「予想を超える」(広報担当者談)700名のプレス関係者が集まり、立ち見も出るほどだった、松下電器産業(株)の新プラズマ大画面液晶TV“VIERA(ビエラ) PZ600”シリーズについて、発表会の模様を詳しくお届けする。なお、予想実売価格などの情報は速報記事を参照いただきたい。

発表会は2部構成で行なわれ、最初に代表取締役専務の牛丸俊三氏と役員PDPテレビビジネスユニット長の藤田正明氏による、大画面&フルHD対応に合わせて新規開発・新搭載した技術の説明があり、続いて第2部では従来製品から引き続き担当するイメージキャラクターの女優・小雪さんを招いたトークセッションが行なわれた。





50インチ超の大画面薄型TVが半年前から232%の高成長を記録!

牛丸俊三氏
代表取締役専務の牛丸俊三氏

最初に牛丸氏が挨拶し、2011年のアナログ停波まであと5年という現在においても地上デジタル放送対応受信機の普及は1117万台(普及率20%)にとどまり、まだ各家庭にある9000万台以上がアナログテレビである現状を指摘して、「薄型TVの大型化が急速に進展し、市場は1兆円規模に拡大。日本経済を牽引する存在になるだろう」と今後の急速なデジタル&大画面TVの普及に強い期待感を示した。

デジタル&大画面TVには9000万台以上の需要がある
2011年のアナログ停波までにデジタル&大画面TVには9000万台以上の需要があるという
2006年中に薄型TVは1兆円市場に成長
2006年中に薄型TVは1兆円市場に成長するとの同社見通しを説明

特に同社は、昨年11月に65インチで100万円を切るモデルを、今年5月には58インチで78万円という戦略的な価格付けのモデルを発表して、50インチ超の大画面薄型TVが昨年12月と比べて232%の急激な伸びを見せていることを説明。その普及促進の分岐点として、「家電製品は、世帯普及率が10%を超えると急速に拡大する。直近では2004年にHDDレコーダーが10%を超えて以来急速に家庭に浸透した。今年は(50インチ超の大画面TVが)世帯普及率が10%に迫る勢いだ」と述べ、今回ラインナップした50インチ超フルHD対応の4製品の売れ行きに自信を見せた。

特に大画面TVの中でも50インチ以上が急成長を遂げている
特に大画面TVの中でも50インチ以上が急成長を遂げているという
VIERAシリーズのラインナップ
VIERAシリーズのラインナップ。液晶パネルとプラズマパネルで15インチから103インチまで19機種を揃える


大画面&高画質化のために“PEAKSパネル/ドライバー/プロセッサー”を一新

藤田正明氏
役員PDPテレビビジネスユニット長の藤田正明氏

続いて藤田氏が新製品に搭載した技術説明を行なった。藤田氏の説明によると、従来の50インチ未満のTVは、画面の高さの3倍程度離れた場所から視聴されることが多かった。しかし、50インチ以上だと日本の家庭事情を考えても2倍程度の距離から見るお客さんが増える。そうした視聴スタイルでも見やすいように高画質化を図ったという。



50インチ以上の大画面TVでは、高さの2倍の距離(約1.4m程度)離れた場所から見ることに
50インチ以上の大画面TVでは、高さの2倍の距離(約1.4m程度)離れた場所から見ることになる
ハイビジョン規格の色度域に適合した色再現性を実現
NTSCより広い色度域を持つハイビジョン規格に適合した色再現性を実現

具体的には

  • フルHD PEAKS(ピークス)パネル
  • PEAKSドライバー
  • PEAKSプロセッサー

の3つ改良(新規開発)して新製品に搭載した。フルHD PEAKSパネルは、解像度としてのフルハイビジョン(1080P)対応だけでなく、静止画でも動画でもハイビジョン解像度で高精細に表示できるよう、特に動画表示での高速応答/高速走査に耐えるよう開発したもの。また、色再現性についても従来のNTSC規格より広いハイビジョン規格の色度域をサポートし、斜めからみても色ズレが起きない広視野角、自発光するプラズマパネルの特性を生かした高コントラストにより、ハイビジョン対応ブラウン管を凌駕する色再現性を実現したと豪語する。

50インチ以上の大画面TVでは、広視野角が必須になると説明
画面に近づいて見ると、どうしても周辺部は斜めから見ることになるため、広視野角が必須になると説明
“HDオプティマイザー”の説明
MPEGノイズの除去量を画像に合わせて制御するという“HDオプティマイザー”

PEAKSドライバーは、そのプラズマパネルを制御するコントローラー部分で、従来は最大14bitの信号処理を16bit(6万5536段階)に引き上げ、階調表現が約2倍にアップしたという。さらに従来の4倍の精度で発色と輝度を制御することにより、スタジオモニターなみのリアリティーある表現力を得たと説明する。

PEAKSプロセッサーでは、ノイズリダクション回路“HDオプティマイザー”を搭載し、従来は単一に行なっていたノイズ除去を画面の動きに合わせてノイズ除去量を制御することで、動きの激しいスポーツなどの映像でもMPEG特有のノイズを除去した映像表現が可能になるという。

付属リモコン
VIERA Linkを実現する付属リモコン

このほか、HDMIケーブル1本で接続することにより、同社のHDD&DVDレコーダー“DIGA(ディーガ)”シリーズなどをVIERAの付属リモコンから操作でき、デジタル接続による高画質・高音質のメリットを誰もが手軽に享受できる“VIERA Link(ビエラリンク)”を搭載。「HDMIケーブルが30万本も売れる隠れたヒット商品になるほど(VIERA Linkは)好評」(牛丸氏)と自賛していた。

なお同社では今後の需要拡大に合わせて、キーデバイスとなるプラズマパネル、液晶パネル(“ISPαパネル”)の生産拠点を拡充している。プラズマパネルは1800億円を投資して尼崎第4工場を稼働させることで、2008年には42インチ換算で年間1152万枚に、液晶パネルは協業している(株)IPSアルファテクノロジに800億円の設備投資を行ない、2007年下期には32インチ換算で年間500万枚に、それぞれ生産体制を拡充すると明言した。

これが103インチ大画面TVの裏側!!

TH-103PZ600の側面にあるインターフェース類
『TH-103PZ600』のインターフェースは側面に一通り用意され、そのほか背面にも各種端子が並ぶ。写真は側面のインターフェース類。一番上にあるのがSDHC対応SDカードスロット
TH-103PZ600の背面のインターフェース
TH-103PZ600の背面のインターフェース。デモ映像はD4端子で接続しており(写真中央の黒いケーブル)、その右隣(写真では奥)にパソコン画面を入力するアナログRGB端子がある

今回発表された4製品の主なスペックは以下の通り。

TH-103PZ600
103インチのフルHD対応プラズマTV『TH-103PZ600』
「地上最大」と自賛する103インチのフルHD対応プラズマTV『TH-103PZ600』
表示パネル
フルHD対応103インチプラズマTV(画素数:1920×1080ピクセル)
本体サイズ
幅2414×奥行き871×高さ1748mm(スタンド含む)
重量
約322kg(スタンド含む)
電源
AC200V
消費電力
1450W/0.9W(待機時)
スピーカー
別売(サウンドセット“SC-HT6500”)
内蔵チューナー
地上アナログ、地上デジタル(CATVパススルー対応)、BSデジタル、110度CSデジタル、CATV
接続端子
HDMI×3、i.LINK×2、D4×2、ビデオ入力×4(うちS-Video×3)、アナログRGB入力(ミニD-Sub15ピン)×1、光デジタルオーディオ出力、SDカードスロット(SDHC対応)など
TH-65PZ600
表示パネル
フルHD対応65インチプラズマTV(画素数:1920×1080ピクセル)
本体サイズ
幅1754×奥行き99(下部最大145)×高さ985mm(スピーカー含む)
重量
約85kg(スピーカー含む)
電源
AC100V
消費電力
728W/0.1W(待機時)
スピーカー
2.1ch(総合30W)
内蔵チューナー
地上アナログ、地上デジタル(CATVパススルー対応)、BSデジタル、110度CSデジタル、CATV
接続端子
HDMI×3、i.LINK×2、D4×2、ビデオ入力×4(うちS-Video×3)、アナログRGB入力(ミニD-Sub15ピン)×1、光デジタルオーディオ出力、SDカードスロット(SDHC対応)など
TH-58PZ600
表示パネル
フルHD対応58インチプラズマTV(画素数:1920×1080ピクセル)
本体サイズ
幅1454×奥行き99(下部最大143)×高さ918mm
重量
約64kg
電源
AC100V
消費電力
638W/0.1W(待機時)
スピーカー
2.1ch(総合31W)
内蔵チューナー
地上アナログ、地上デジタル(CATVパススルー対応)、BSデジタル、110度CSデジタル、CATV
接続端子
HDMI×3、i.LINK×2、D4×2、ビデオ入力×4(うちS-Video×2)、アナログRGB入力(ミニD-Sub15ピン)×1、光デジタルオーディオ出力、SDカードスロット(SDHC対応)など
TH-50PZ600
表示パネル
フルHD対応50インチプラズマTV(画素数:1920×1080ピクセル)
本体サイズ
幅1266×奥行き95(下部最大138)×高さ802mm
重量
約48kg
電源
AC100V
消費電力
598W/0.1W(待機時)
スピーカー
2.1ch(総合31W)
内蔵チューナー
地上アナログ、地上デジタル(CATVパススルー対応)、BSデジタル、110度CSデジタル、CATV
接続端子
HDMI×3、i.LINK×2、D4×2、ビデオ入力×4(うちS-Video×2)、アナログRGB入力(ミニD-Sub15ピン)×1、光デジタルオーディオ出力、SDカードスロット(SDHC対応)など


「103インチは大きすぎて、怖いですね」と小雪さん

小雪さん
等身大の小雪さんと、103インチプラズマTVを通じて対面している小雪さん

第2部では女優の小雪さんが登場。出迎えた牛丸氏はプロモーションのポイントについて、「世界最大の大画面と高音質を訴えるため、地上最大の動物、クジラとともにプロモーションする。小雪さんは、高い演技力で世界に通じる女優としての魅力と、世界に通じる“VIERA”には相通じるものがある」とアピールした。

ポーズを決める小雪さん
カメラマンのリクエストに応えてポーズを決める小雪さん。ラップスカートになった深紅のワンピースから膝上が露出するたびに、集まったカメラマンからため息が漏れた
この日の小雪さん
雪の結晶のようなネックレスと右手中指に大きなストーンのある指輪を付けたこの日の小雪さん

「地上最大」(牛丸氏)を標榜する103インチのVIERAを間近にした小雪さんは、自信の映像が等身大に映されている画面を見ながら、「こんなに大きいんですね。103インチって大きすぎて怖いくらいです」と驚きを隠せなかった。

引き出物にも小粋な演出が

お土産の扇子
集まったプレスに配られたお土産の扇子

出席したプレス関係者には、お土産として写真のような扇子が配られた。これは木箱に収められ、香を付けた本格的なもので、外箱と扇子の右下には牛丸氏の発言にもあったクジラが描かれている。さらに、木箱をよく見ると焼きごての当て字で“美絵羅”とあり、扇子の要に付けた根付け(ストラップ)にはクジラのマスコットがぶら下がっている。

箱に焼き印された“美絵羅”の文字
箱に焼き印された“美絵羅”の文字
扇子の要にはクジラの根付け
扇子の要にはクジラの根付けが!

(編集部 佐久間康仁)


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